企業または事業の売却・買収においては、その価値をどう評価するかが重要なポイントになります。基本的には、当事者間の交渉により合意された価格で決まりますが、財務論的なアプローチにより、合理的な根拠を求めるのがバリュエーションというプロセスです。M&Aアドバイザーは、合理的な価値評価を行い、交渉におけるアドバイスをサポートします。バリュエーションの方法には何種類かあり、状況に応じて様々な変数を駆使しながら実施します。
M&Aにおいては、買収価格の算定に加えて、投資価値の分析が必要になります。そのために、買収後に実現が見込まれるシナジー価値の算定が必要になります。具体的には、買収後の買収・被買収会社の事業計画にもとづき検討されます。これらの事業計画には、買収企業及び被買収企業が所有している様々な潜在的収益力が買収により実現・活用できる効果が反映されたものでなければなりません。買収企業にとっては、買収意思決定に際し株主への説明責任上も重要になります。
増資(第3者割当を含む)時の発行価格、TOB時のオファー価格、財務再編成の過程で提供される金融商品の評価が主な領域となります。特に、優先株や新株予約権などの金融商品の場合にはオプション評価モデル等を用いて評価を行います。
特許、商標、顧客リスト、ブランド、製造ノウハウ、ソフトウエア、コンテンツ、著作権等、様々な無形資産を企業は有しております。これら無形固定資産は外部から購入した場合を除きバランスシートには計上されておりませんが、株式譲渡や営業譲渡時には価値の測定が必要になります。またM&A後の取得原価の配分や減損会計目的でも評価作業が必要になります。














